東南アジア方面からの移入種です。東京湾では1984
年に丹下氏が見つけたのが最初ですが2年後(1986
年)に運河の砂浜で打ち上がった生貝を発見、ムラサ
キイガイの殻の色を緑色にした感じです。
北埠頭橋の所では2002年現在も生貝の観察も可能
です。冬の寒い時期、木杭に付いている個体は寒風の
中にさらされますがが毎年春の大潮の干潮時には生
きている個体が観察出来ます、只10cmになるような
大きな個体は無く大体7〜9cm位であり、冬を越せる
のは若い個体のみと見られます、冬の干潮時、露出時
には仮死状態でいるのかも知れません、現在生貝の
見られる範囲は温排水の脇50m位の範囲でありそれ
以上になると干潮時にも見られません、中央公園の浜
には小さなミドリイガイは打上げていますが、水温10
度位が限界と見ています。
東京湾内には2グループの生息?
京浜運河では毎年12月頃に幼貝が見られますが、
もう一つ5月頃に見られるグループが存在していると見
ています(5月に千葉県内房竹岡萩生港で網にかかった
多くの幼貝を見ています)
幼貝の大きさに半年の差が見られています。
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