北埠頭橋における塩分の変化グラフ2002年10月から

  塩分の測定は、砂浜の波打ち際の海水を採取して測定しています。 波打ち際は潮間帯ですが
   貝の他、色々の生物も棲んでいます、又直接、目で見て観察出来る所です、運河の生物と塩分
   に何か関係があるのではと思い始めました。
   測定には、家庭料理用の塩分測定器を塩化ナトリウムの標準液を作って補正してデータを
   出していますが、家庭用のものですので絶対に正しいとはいえませんが感じは掴めるものと
   思って測定を続けています。
    このデータは観察に行った時だけのデータです、従って時間的に一定では有りません、傾向と
   してのデータと捉えて頂きたいと思います
    個々のデータは、最新の状況、過去の状況の各観察日に掲載しています。


   塩分の観察の始めは、2002年10月からでしたが、この年の5月に高潮の影響と思われる流れが運河内に
    発生し砂浜が一挙に40cmほど低くなってしまいました、その影響は長く続きましたが、その間、塩分も高い
    状況でした。
    ただ、大雨の後、台風の後など川からの淡水の流れ込みにより塩分もかなり低い時も有りますが、全体を
    見ると高く、強い潮の流れの影響か、2004年、2005年とで外海に棲息するような貝も現れました。
     グラフに描くと2005年5月を境に塩分の下降が見られています、運河に強い流れ込みが生じた のは
     2002年5月ですから、ちょうど丸3年、塩分が高かった様に思われます。
     ただ、個人的にやっているだけなので、この見方が正しいのか、正式に観測を続けていらっしゃる方の見方
    の方が正しいと思いますが、私の観察ではこの様に感じました。
     塩分が低くなって、今後、運河内の貝、他の生物がどうなっていくのか興味も有ります。
     2002年前までの27年間の観察では一度も出会った事の無い状況下と思っています。 
     又、現在塩分が0.5%を切ると生きたアサリの打上が増える様に感じています。このグラフで過去2回程
     0.5%を切っていますが、いずれの時もアサリの打上が増えています。




      各月の測定が3回、4回、5回となっているのでグラフを作ったら切れてしまいました。傾向は分かると思い 
      ますので。        
      2008.7から2009年6月は水色のラインですが、1.7%が最高で低い値で推移していますが、何も無い場合の
      平均的な運河の状態と思われます。
      2009.7から2010年6月は茶色のラインですが、グラフにして初めて分かりましたが1月頃から5月にかけて
      塩分が高くなっていた傾向が見られていました。
      2010.7から2011年6月は緑色のラインですが前年に比べると塩分は更に高くなり、高い期間も長くなって 
      います。
      2011.7から2012年6月は紫色のラインですが、期間的には同じ様な感じですが更に塩分の値は高くなって
      外海と同じ様になっています。

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